ポーランドの物価と食事。
ポーランドは物価が安い。
ホテルもヨーロッパの他の国々に較べると
安いと言われ、
割安な旅が期待できる。
とりわけ印象的だったのは
食事の前の飲み物。
例によってビールやワインなどを戴いたが、
ビールはレギュラーで250円ほど。
大ジョキほどあるビールでも
350円くらいか。
ワインも実にリーズナブルで
大抵の店は350円ほど。
珈琲の類も値段の差がほとんどない。
ほぼ毎食のことでもあり、
得した気分だった。
ポーランドはスープがおいしい。
ほぼ毎食スープが膳に並び、
味も色々。
クノールはポーランド産。
スーパーに行けば
さまざまなスープが所狭しと並んでいて、
スープのオンパレード。
それが安い。
ゆっくり買い物ができなかったので、
物価の安さを実感する余裕は
ありませんでしたが、
ほかもそうなのだろう。
旅仲間の紹介。
このツアーの参加者は様々で多彩。
行く前は年配の方が多いのでは、
と思っていましたが、
参加者20名のうち、
ご夫婦は3組で、
母と娘が2組、
祖母と孫娘や伯母と甥。
ご婦人の友人同士。
一人旅の男の人と、
女の人が2人と老婦人。
この旅では旅の達人ともいうべき
二人の人に出逢いました。
一人旅の男の人と女の人で
僕らの旅のスタイルとは全く違う。
一人は奥さんを亡くされ、
公務員を早期退職し、
色々な所を旅している。
行先はヨーロッパなど
メジャーな観光地ではなく、
トルコやヨルダンなどの中東や、
エジプト、アルジェ、モロッコ、
といった北アフリカなどの国々。
次はアイスランドに行くと話し、
行く先々に発見があり、
それが面白いという。
もうひとりは長崎在住の女性。
とても愉快な人で
旅の話を聞かせてくれた。
この人もチベットや中東などの、
秘境の地ともいえる国々を旅している。
来月はラオスに行くと言い、
最近ではイランがよかったという。
けれど、イラン!?と思った。
テロと関与する国で、
安全に対するリスクもある。
普通の人なら
足を踏み入れることはないだろう。
でもそうじゃないんだという。
人が面白い。
いい人ばかりで、
子供の笑顔がとても明るい。
風景もエキゾチック。
行かなければわからないこと、
実際にその地に足を運んで
自ら体験しなければ実感できないこと。
それが旅にあって、
旅の醍醐味でもある。
彼女はそれを実践している。
彼女には旅のバイブルがある。
例えば次の旅先であるラオス。
この国に関して「ラオスを知るための60章」
という本があり、
このシリーズ本が
行く先々の殆ど全ての国を網羅し、
その国の政治・経済・歴史・文化に至るまで
一通り読めば大抵のことがわかるという。
それだけでなく、
その国を代表する小説を読み、
あらゆる情報を仕入れ、
それを1冊の冊子にまとめる。
彼女にとって、
旅は単なる物見遊山に非ず、
ということだろう。
観光旅行をして、
上っ面な旅の情報を得て、
知ったつもりになるのではなく、
その国を知り、
その国の何某かを実感してゆく。
我々旅の凡人には知りえない
別の世界があるのかもしれない。
学ぶことは多い。
来年、長崎に行きますから、
行ったら会ってくれますかと話したら、
おいでよおいでよ、
と歓迎してくれた。
新たな出逢いがあるかもしれない。
2018.12.10

