台湾紀行-2/台北

初日と二日目は台北の市内観光。
台湾人のガイドさんが現地を案内してくれた。
観光バスで市内を回るとバイクが目立つ。
車の間をバイクが大挙してすり抜け、
車よりバイクが優先されている。
驚くのはバイクの駐輪場。
道路の両側にびっしり並んで、
その数も半端じゃない。
交通ルールは、台北、台中、台南と、
南下するほどいい加減で、
信号はあっても無視され、
自分の都合で走り、
そして渡る。
考えようによっては効率はいいが
安全のほどはわからない。

今回のツアーは、
観光+グルメが売り。
台湾の有名店を巡りました。
初日も宮廷料理で有名な
京兆尹という店で飲茶を戴いた。
いかにも中国風の店でしたが、
味はこんなものかと思った。
そして台北101へ。
超高層ビルで少し前まで世界一の高さを誇っていたが、
634mの東京スカイツリーが完成すれば
3位になってしまうとちょっと悲しげ。
それでもエレベーターは世界最速ですと胸を張り、
5階から最上階まで
34秒で駆け上がるという。
技術は日本製、東芝ですという。
それに続いて台北の名だたる高層ビルの名前を並べて、
あれは三菱、これは東芝と紹介し、
やっぱり日本製がいちばんねという。
親日家のガイドさんでした。

宮廷料理「京兆尹」
高層ビル 台北101

自由広場

その後ガイドさんは、
台湾の就職事情を話した。
台湾では高校卒業後か大学卒業後に
3年間の徴兵制がある。
しかし3年は長すぎると
1年4ヶ月になったものの、
それが就職事情に大きく影響している。
女性に徴兵制はない。
男が徴兵制を終えて仕事につくときも、
彼らは新米。
軍隊の経験が仕事に活かせるわけじゃなく、
その間に女性は着々とキャリアを積んで、
最近は女性の管理職も多いという。
女性のキャリアに出遅れる男。
女性上位の社会風潮ができあがって、
台湾では女性が強い。
結婚の条件として、
収入が多いこと、
マンションがあること。
けれど親との同居は駄目で
そんなわけで台湾の離婚率も鰻上りだとか。
今では50%を越えるらしい。
女性はキャリアを積んで、
離婚しても生活に困らない。
出生率もどんどんさがる。
当然の結果として少子高齢化も急速に進んでいる。
ちなみに台北では
家庭で夕食を食べる習慣がない。
これも女性上位の影響で、
大抵は外食して家は寝るだけ?
女性は優しく、しっかりと家庭を守って、
子供は2人以上つくりましょうなんて、
余計なお世話か。
台湾の将来、日本の将来、韓国の将来、
ちょっと暗いです。

2018.6.29